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世界中で使われているオープンソースEコマースアプリケーション「osCommerce」

   osCommerce 使ってみた結果

-CONTENTS-

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「osCommerce」を
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「osCommerce」を
使ってみた結果

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「osCommerce」
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「osCommerce」使ってみた結果

2ヶ月ほどかけて、商品データ入力と並行して、最初の方針に従って、できる部分から手をつけていったところ、多少、試行錯誤はしたものの、大きな問題もなくサイトができ、運用がはじめられました。
そこで、「これは商売になる」・・じゃなかった、崇高なオープンソースの理念に基づき、日本でももっと普及させて、人々の利益に貢献しよう、と考え、「osCommerce」のセットアップ・カスタマイズ業務やWebサイト構築業務をしているパートナーとともに、コンサルテーションまで含めたサポートを提供していこうと考えたのです。だってこんなに便利でよくできたもの、使わないのはもったいないですもん、ほんとに。

ケイズガレージのサイト構築の内容

使用しているサーバ
 月額ウン千円レベルの一般的なレンタル・サーバ

初期セットアップ
 ケイズガレージのパートナーをしてくれている「ハヤシ アイティ・サポート」に依頼して、「osCommerce」を初期設定でインストールしてもらいました。

「osCommerce」の初期設定からの各種変更作業
 「osCommerce」を勉強しながら、Kが自分でやりました。結論から言いますと、できれば手を出さないほうが無難です。やるなら、それなりの時間と手間を覚悟しておいてください。けれども、その過程で、PHPやHTMLに精通していなくても、こうすればなんとかなる、というノウハウが得られました。結論として、経験者の知恵をかりる、というのが近道です。

ショップ以外の部分のサイト作成作業
 定番のプロ用ホームページ作成ソフトを使用してKが自分で作りました。

サポート
 わからない点は、システムについては「ハヤシ アイティ・サポート」に依頼、Webデザインの専門的な部分は、同じくパートナーの「スタジオ・オレンジ」に頼んでいます。

以上を、もし「osCommerce」に慣れていない平均的なスキルの中堅ソフトハウスに、自前のサーバとして、コンサルティング込みで発注したのであれば、経験的に作業人月を計算すると、初期費用として百数十万円程度、サポートで数十万円程度はかかったと思います。勿論、オープンソースでなければ、ここからさらに何倍かのお値段になってしまう訳です。企業の大手サイトであれば、そういう選択になるのですが、個人商店レベルではちょっと手が出せませんよね。

「osCommerce」は、安価なネットショップ・システムの課題を解決できるか


 最近は、比較的安価なネットショップ作成ソフトやレンタルサーバーのサービスで、ネットショップを作ることはできますが。しかし、大抵の場合、単にカゴ・レジ機能だけしかないので、商品の追加入力、売切れ商品の処理、特価品の設定、割引セールなどのキャンペーン作業等はHTMLのスキルがある人間による手作業にたよることになります。つまり、HTMLを使える担当者が、日常の作業者として必要、ということです。従って大抵の場合、以下のようなパターンに陥ります。
 一番多いパターンは、結局、店主自らが、ホームページ作成とネットショップ運営スキルを勉強してゆくことなるが、なかなか複雑なことはできないので、限界が生じて、忙しさとあわせて尻すぼみになる。
 つぎによくある話。ソフトハウスやWebデザイナーに初期制作を有償で依頼するが、サポート段階や追加修正などの段階で、費用などの問題が生じる。また、レンタル・サーバー会社に頼むが、思ったようには対応してもらえない、といったようなことや予期しない額の費用が必要であきらめる。

 また、純粋に技術的な問題としては、RDBを使わないParl+CGIの場合がほとんどなので、商品種類やアクセス頻度が増加するとパフォーマンスの低下を招きやすく、大量の業務処理には不向き、という点も意外と最初は考えないものです。

 最後に、こういったソフトを使用する場合の、最も重要な問題は、注文を受けた後の処理がついている場合はまず無いことです。
 あたりまえですけど、取引は、注文だけで完了する訳ではなく、その後のお客様とのやりとり、商品発送、在庫管理、顧客管理などの業務が発生することになります。そこまで考えておかないと、商品によっては、モノは売れるが、手間がかかって商売にならない、ということになってしまいます。

「osCommerce」などのWebDBシステムの利点

利点.1

「osCommerce」のようなWebDBシステムの場合、顧客データベースや商品データベースも合わせて作成できるので、購入後の注文管理・発送管理・履歴管理が同時に、またシステマテックにできることが大きな利点のひとつです。
 これは、取引が増えた場合や、薄利多売を考えた場合、圧倒的に便利です。具体的には「osCommerce」では以下のような流れになります。

お客様による、購入に際しての顧客データ(住所・氏名・電話番号・郵便番号など)入力
  ↓
商品の購入
  ↓
発送・支払い方法の選択と指定
  ↓
お客様とシステム管理者への注文確認の自動メール配信
  ↓
品切れの場合、自動的に対象商品が非表示に変更される等、自動在庫管理
  ↓
注文・発送状況の確認
  ↓
納品書と発送票の印刷
  ↓
注文ステータスの、処理中から発送済みへの変更とお客様への発送連絡メールの自動配信
  ↓
発送処理

もしも、以上のような業務をカゴ・レジ機能とメールだけのシステムでやろうとすると、すべてお客様とのメールのやりとりを手作業で行う必要がありますし、伝票類も別途必要になります。また、どうしても作業を複数人数で行うことがむずかしいので、ネットショップで通信販売を行う場合、おのずと取扱量の増大に対応しにくくなってしまいます。特に、単価の安い商品の場合、こういった部分の効率化は重要です。
「osCommerce」の機能は、うまく使えば、ネットオークションやカタログ・電話通販、また場合によっては店頭販売など、ネットショップ以外の注文・発送処理システムとしても拡大して使えてしまいます。

利点.2

次に、WebDBシステムを使用すると商品の分類・整理が非常にやりやすくなります。
 たとえば、最初に設定した商品分類が、実情に合わなくなってきて、新しいカテゴリを設定して分類し直す場合など、直接HTMLで書いていると大変手間がかかりますが、WebDBシステムの場合、ブラウザから、簡単にできます。経験的に言っても、このような後からの変更作業は必ず発生するものなので、後々のメンテナンスで、大きく差が出る訳です。

このような点から、特に古書店のような業務には、「osCommerce」は最適であったといえます。

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